受験地学botの中の人の独り言

Twitterの受験地学bot(@tigaku_tenohira)の中の人(2代目)が大学受験の地学についてまとめています(笑)

センター地学 要点整理6

 

 

 

#物理的風化・・・日射による温度変化で岩石を構成する鉱物などの膨張による小さなひび割れ、岩石のひび割れに水が入り冷え固まって膨張することによるひび割れの促進、浸透した水の中の塩類の結晶化などによる地層などの破壊

 

 

#化学的風化・・・カリ長石二酸化炭素がとけた水と反応してカオリンを生成、熱帯ではカオリンが水により分解され酸化アルミニウムの生成など、岩石と水が反応して岩石中の鉱物が異なる鉱物に変化したりすること

 

 

#寒暖差が大きい乾燥地域、寒冷地域で物理的風化、温暖湿潤地域では水による科学的風化が起きやすい

 

 

石灰岩地帯では石灰岩が化学的風化を受けて地表ではドリーネ、地下では鍾乳洞をつくる→カルスト地形

 

 

#河川侵食・・・下方侵食と側方侵食がある

 

 

#侵食作用は流速の2乗に比例

 

 

#河川の運搬物(岩石)の体積は流速の6乗に比例

 

 

#川底の堆積物で流速が上がるにつれて一番最初に運搬されるのは砂

 

 

#傾斜の急な地域では大きな流速下方侵食がはたらき、V字谷をつくり、谷底が土砂で埋められた谷底平野ができる

 

 

#傾斜の緩い地域では河川は側方侵食をする

 

 

#河口付近に堆積した土砂が沿岸流によって海岸付近に堆積して砂しが形成し、砂しが成長すると砂州になる(天橋立など)

 

 

#波による侵食で海食崖が形成され、崖が侵食によって海面付近の平坦な海食台を形成

 

 

#大陸棚・・・沖方面にある傾斜の小さな平坦面

 

 

#海岸付近に堆積した砕屑物の一部は、海流などにより大陸棚まで運ばれて堆積する。

 

 

#大陸斜面の上部付近(大陸棚の末端など)にあるものは、水流や地震海底地すべり、海底土石流を起こし、土砂と水が混ざり合った高密度な乱泥流を発生させ、海底扇状地などを形成する。このような堆積物をタービダイトという

 

 

#水深数千mのような陸から遠い場所で、陸から運ばれるのは風で運ばれる微細な粒子であり、それらの粒子と海洋表層で生活する有孔虫、放散虫の遺骸などが1000年に数㎜くらいで堆積する

 

 

#南極やグリーンランドの厚さ数千mに及ぶ氷河を大陸氷河

 

 

#ヒマラヤやアルプスなどの山岳地帯の氷河を山岳氷河

 

 

#氷河は数十~数百(m/年)の速さで標高の低い方へ流れる

 

 

#氷河の侵食、運搬でカールU字谷が形成され、岩盤表面には擦痕ができる

擦痕は氷河の動いた方向を知る手掛かりにもなる

U字谷が川になったものをフィヨルド

 

 

#氷河の後退後に氷河の末端部や側面に堆積した大きさなどが不揃いな岩片をモレーン氷堆石

 

 

 

 

 

センター地学 要点整理5

 

 

 

#黒雲母はSiO₄四面体が平板層状となり、層の間の結合が弱くはがれるような結晶面が一定方向に割れることをへき開

 

 

#結晶構造は同じだが、化学組成が異なる割合をとるものを固溶体

 

 

#石英以外の主な造山鉱物は固溶体

 

 

#かんらん石にはMg²⁺とFe²⁺が様々な割合で入っている

 

 

#無色鉱物はCaに富む斜長石から晶出していき、Naに富む斜長石、カリ長石石英

などの酸性岩に多い鉱物が晶出されていく

 

 

#有色鉱物は、かんらん石、輝石、角閃石、黒雲母の順で、これも塩基性岩に多い鉱物から酸性岩に多い鉱物が晶出されていく

 

 

#マグマの温度が下がり、鉱物が晶出されてマグマの底にたまっていくなかで、玄武岩マグマ、安山岩マグマ(輝石を晶出)、デーサイト質マグマ(角閃石晶出)、流紋岩マグマ(黒雲母、上に書いたあとから晶出される無色鉱物晶出)となる→結晶分化作用

 

 

#弧-海溝系の地下で上昇するマグマが周囲の岩石をとかして化学組成を変化させ安山岩質マグマになる同化作用がある

 

 

#玄武岩質マグマと流紋岩質マグマが混合して安山岩質マグマが出来るような異なる化学組成を持つマグマ同士によるマグマ混合などもある

 

 

#大陸地殻では多量の花崗岩が存在し、流紋岩質マグマの量が多くないのは、花崗岩質マグマが地殻の部分溶融によってもつくられているためと考えられている

 

 

#地殻の岩石のなかで特定の鉱物が通常の割合を超えている場所を鉱床という

 

 

#火成作用による鉱床を火成鉱床、堆積作用によるのを堆積鉱床、変成作用によるのを変成鉱床という

 

 

ー火成鉱床ー

#マグマの温度が下がる中でクロムや白金などの鉱物が早めに結晶して火成岩体の底にたまるのを正マグマ鉱床

 

 

#石英、長石、雲母などをふくむ大きな鉱物の結晶の集まりによる鉱床をペグマタイト鉱床

 

 

#金属成分を多く含んだ熱水がマグマから分離されて周囲の岩石の割れ目などに入ってできる鉱床を熱水鉱床

→黒鉱鉱床など

 

 

結晶分化をするマグマの温度による、これらの鉱床の分類はtwitterの方のbotがつぶやいてます

 

 

ー堆積鉱床ー

ウラン鉱などを多く含む花崗岩侵食、運搬、堆積されたものを漂砂鉱床

 

 

#ボーキサイトは風化残留鉱床

 

 

ー変成鉱床ー

#花崗岩質マグマが石灰岩層などに貫入して、金属を多く含んだ熱水、水蒸気が石灰岩化学反応してCaを含むケイ酸塩鉱物を生成した交渉をスカルン鉱床

 

 

 

 

センター地学 要点整理4

 

 

#海溝からある程度離れた地域で、沈降を引き起こす地震海溝型地震という

 

 

#最近数十万年間に活動し、今後も活動すると考えられる断層を活断層

 

 

#火山活動でマグマが上昇すると火山周辺で隆起などが起きる

 

 

#火山活動による地殻変動数週間~数年間で数十~数百mの変動をもたらす

 

 

#河岸段丘では古い地形ほど上の段

 

 

#火山は、プレートの拡大する場所、沈み込む場所、ホットスポット(ハワイのような)に分布する傾向

 

 

#島弧での火山はプレート上面が地下約100㎞に沈み込んだあたりの地上に多い

 

 

#プレートが沈み込む場所で火山活動が起き、新しい地殻をつくり出される

 

 

#海嶺ではマントルの一部がとけてマグマを発生させ、地表に出て厚さ約7㎞の地殻をつくる

 

 

#海嶺の火山周辺では海水によって冷やされた地殻の割れ目に海水が入り込んで熱水循環が起こる

 

 

#熱水循環の出口にはブラックスモーカー、ホワイトスモーカーなどの高温の水の噴出口が存在

 

 

#高温のブラックスモーカーからは銅、亜鉛、鉄などの硫化物低温ホワイトスモーカーからは硫黄や石膏の白い沈殿物が主成分として噴出

 

 

#地球全体でホットスポットは20~40か所

 

 

#ハワイ以外にも、アイスランドガラパゴス諸島アメリカのイエローストーンホットスポット

 

 

#海嶺やホットスポットではマントル内の岩石の上昇により圧力の低下が起きると、マントル上部のかんらん岩の一部がとけて玄武岩質マグマが発生する

 

 

#島弧では、プレートの沈み込みによってプレートの上のマントルに水が供給されてかんらん岩の融点が下がりとけてマグマが発生する

 

 

#マントル内部の岩石がとけるとき、鉱物の表面が少しとけたり、とけやすい成分からとけることを部分溶融

 

 

#部分溶融ではマグネシウムはとけにくく、ケイ素やナトリウムなどがとけやすいから塩基性玄武岩質マグマが生じる(かんらん岩は超塩基性

 

 

#噴火の大まかな流れは

 マグマは密度が下がると浮力で上昇

周囲の岩石密度とつり合う深さでマグマだまりに蓄えられる

→周囲の圧力が下がると、マグマの揮発性成分が分離

→揮発性成分の圧力が高まる

→岩石を打ち破ってマグマが地表に噴出

 

 

 

 

センター地学 要点整理3

 

#リソスフェア(プレート)→地殻、マントル最上部の部分で、かたい

 

 

#アセノスフェアマントル流動しやすく、やわらかいため地震波の低速度層

 

 

#海域ではプレートの厚さは~100㎞程度で、陸域では100~250㎞程度

 

 

#海嶺→大西洋の中央部、東太平洋にある(高さ約3㎞、幅約1000㎞)

 

 

#火山弧には火山だけでなく、断層、褶曲もある

 

 

#背弧に海(日本でいう日本海)があるものを島弧ないもの(例:アンデス山脈)を陸弧

 

 

#大陸や島弧が衝突するとき、沈み込み帯で付加体と堆積物が一緒に押し付けられて逆断層ができる

 

 

#ヒマラヤ山脈インド大陸ユーラシアプレートの衝突で形成

 

 

#ヒマラヤ山脈の頂上付近の岩石はテチス海の堆積物

 

 

#アルプス山脈→アフリカプレートとユーラシアプレートの衝突

 

 

#ウラル山脈北ヨーロッパシベリアの衝突

 

 

#太平洋、大西洋ともに白亜紀の海洋底が最も広い

 

 

#最古の海洋底は中生代ジュラ紀

 

 

#海嶺から離れるほど海洋底は低温で密度が大きく厚くなるため、アイソスタシーの成立で沈み水深は深くなる

 

 

#地震波速度が速いところは岩石がかたく低温遅いところはやわらかく高温

 

 

#プレートの沈み込みはマントル対流の下降する部分(コールドプルーム

 

 

#マントル深部につながる低速度領域が見られない海嶺はマントル対流の上昇部ではなく、プレートの割れ目に集まったマグマによって形成されている

 

 

#太平洋、アフリカの下に低速度領域がある(スーパーホットプルーム

 

 

#沈みこんだ海洋プレート(スラブ)は、ある程度沈み込むと滞留して密度が増え粘性も低下して、塊となってマントルとなる

 

 

 

 

 

 

センター地学 要点整理2

 

 

 

#P波は固体液体気体すべての物質に伝わる縦波だが、S波は固体中しか伝わらない横波

 

 

#P波は液体中では遅くなる(外核の部分で屈折します)

 

 

#モホロビチッチ不連続面より上が地殻下がマントル

 

 

#大陸地殻上部花崗岩質岩石下部玄武岩質岩石、海洋地殻は玄武岩質岩石

 

 

#モホ不連続面から深度約670㎞までが上部マントル2900㎞までが下部マントル

 

 

#下部マントルは上部マントル化学組成は同じだが結晶構造が異なる鉱物で出来ている(多形)

 

 

#地球内部の熱源の1つが、岩石に含まれる放射性同位体の自然崩壊の熱

 

 

#地球内部の熱源の1つが、地球誕生時の微惑星の衝突などで生じた熱

 

 

#地下30kmまでの地温勾配は100mで約2℃

 

 

#地殻熱流量=地温勾配×岩石の熱伝導率

 

 

#大陸地域は古い安定地塊で熱流量が小さく新しい変動帯は熱流量が大きい

 

 

#海溝付近では熱流量が、海嶺より小さい

 

 

#伏角は北磁極で90°、南磁極で-90°

 

 

#地磁気偏角、伏角、磁場の大きさの変動周期は、地球外部による場合短く内部による場合長い

 

 

#火成岩は溶岩が冷え固まるとき磁鉄鉱が磁化して、その時の地磁気の方向が残留磁気として残される

 

 

#堆積岩は磁鉄鉱などの鉱物粒子が水中に堆積するときに、磁鉄鉱の磁気が堆積当時の地磁気の方向に沿って残留磁気として残される

 

 

#太陽による地磁気の変化は太陽の自転と同じ周期の27日変化、年間の変化、黒点の数の変化などと同じ約11年周期の変化などがある。

 

 

 

 

センター地学 要点整理1

 

 

#地球の内部は、深さが

 

 

#上空は、高度

  • 約8~17kmまでが対流圏
  • 約50kmまでが成層圏
  • 約80kmまでが中間圏
  • 約500~700kmまでが熱圏

 

 

#地球の内部からの熱は海洋底の方が大陸よりも多く放出している

 

 

#重力は極で最大赤道で最小

(赤道は約0.5%極より小さい)

 

 

#平均海水面は重力の方向と垂直な面

(図で出されるかも)

 

 

#平均海水面で地表を覆った仮想面であるジオイドは、地下に周囲よりも密度の大きい物質があると上に凸になる。(これも図で出されるかも)

 

 

#ジオイドの形に最も近い回転楕円体を地球楕円体

 

 

#地球規模のジオイドの凹凸は、地殻ではなくマントル内部の大規模の密度の違いマントル対流が原因

 

 

#地球楕円体と仮定して出された重力の理論値を標準重力

実際の重力と標準重力の差を重力異常

 

 

ジオイド面から高度が高くなると重力が小さくなる。この高度差分の重力値の補正をフリーエア補正(高度補正)

 

 

#地表はジオイドと平行ではないため、その凹凸をなくしたような重力値に補正することを地形補正

測定点より下にある部分は引力がなく、測定点より上にある部分は引力がある。

 

 

#測定点とジオイド面の間に存在する物質の密度を、地殻の平均密度に変える補正をブーゲー補正

 

フリーエア補正、地形補正、ブーゲー補正をした値と標準重力の差をブーゲー異常

 

#地下に密度の大きい物質があるときブーゲー異常は小さい物質があるときは負

 

 

 

 

地学の受験勉強法 -秋~センター試験-

こんにちは

 

いよいよ9月

高校生は夏休みも終わり、新学期が始まる頃でしょう。

大学生はもう少し夏休みがあります(笑)

 

ということで、今日は秋からセンター試験前までの受験勉強法について書こうと思います。

 

 

 

 

まず

一般的受験生の話

10月あたりから12月の頭くらいまでにセンター模試や記述模試がたくさんあると思います。

 この秋の模試で現段階の実力を把握します。

ここで私が一番伝えたいことは、夏の模試以上に結果を気にしないでほしいことです。

 

私の高校では、秋の模試の結果で進路面談などを行いました。

 教員側も今までは「現役生はまだまだ伸びるから」などと言っていましたが

ここに来て突然

判定の悪い生徒に志望校の再検討をさせようとしました。

だからこの秋の模試は大切だということも重々承知です。

本当はどこを受けるかなんて高校には関係なく、受験生の自由なんですけどね(笑)

私はこういった教員の行動は随分と身勝手だと感じますが、実際E判定で合格することは結構難しいです。

ただ知人にE判定で合格した人も居るので、最後まで諦めず後悔のない選択をするためにも結果を気にしないで、間違えたところを二度と間違えないようにすることだけを考えてほしいです。

 

また、秋の模試と本番とでは

  • 問題が違う(たまに的中するが)
  • 難易度も模試のほうが高めらしい
  • 受験者の学力が違う(受験期までの実力変化や志望校変化などによる)
  • 酷いときは「センター模試」「○○大模試」をうたっているのに傾向が全く違う(笑)

ことも忘れないでほしいです。

私自身、センターも二次試験も科目によって模試より高かったり低かったりしました。

 

 

結果を気にしないでほしいのは、今の話の流れからすると成績が芳しくなかった人に対してに思えますが

私が一番注意をしてもらいたいのは寧ろ結果が良かった人です。

E判定からの合格はうれしい話ですが、A判定からの不合格はシャレになりません。

悲惨です。(私が現役生の時にA判定の滑り止めに落ちた時のように)

秋の模試でA判定を取ること、成績優秀者で氏名掲載を狙うことを目標にすることが良いことですが、

それが達成されて満足してしまい最大の目標が志望校合格であることを忘れてしまわないか心配です(笑)

 

 

暗い話は終わりにして

 

次に

国公立志望の受験生

一般的にその模試が一段落ついたところから本格的センター対策開始と言われています。

しかしセンター試験の配点が大きい大学を受ける方は記述模試があっても、それなりにセンター対策をしたほうが良いと思います。

 

つまり国公立志望の受験生は

センター配点が高い志望校の人

              センター対策:二次対策=4:6

くらいの比率で秋の模試ラッシュが終わるまで勉強して、その後センターまで全部センター対策というのが私の考える理想的形です。

 

一方で

センター配点が低い志望校の人

              センター対策:二次対策=2:8

くらいの比率で勉強していけばいいです。

 

 

これはあくまで私の個人的な考えで、

センターが不安な人で、センター配点が高い志望校の受験生はもっとセンター対策の比率を上げてもいいです。

同様に、センターがある程度現段階で取れている受験生(既卒生などが多い?)で、センター配点が低い志望校の受験生はセンター対策の比率を上記よりも低くしたり、年明けからセンター対策という形でも良いと思います。

余談ですが、私が浪人生の時はクリスマスにセンター試験のパックを購入して、そこから全部センター対策という形でした。結果は安定の国語の足の引っ張りや数学のケアレスミスで774/900でした(;´・ω・)

 

 

 

ここまでは全科目に共通していることだと思います。

 

ここからが本題です。

地学に関して

 

地学基礎をセンター試験で受ける人

教科書を読み、どんどん模試を受け、過去問を解いてください。

過去問以外にもセンター模試の過去問集も売られています。

また地学基礎は市販の参考書がいくつか販売されているので、どうしても教科書が合わない人は参考書を使った学習もおススメです。

 

 

 

基礎なしの地学まで受験で使用する人

少し長くなります。

尚、センター試験で基礎なしの地学を受験する人を対象に書くので、センターでは地学を使わないという方はセンターに関連する場所を無視してください。

※「 既に地学の過去問演習も過去問に掲載されている分量が終わっている」、「教科書の通読が何回も行えている」、「傍用問題集などの基礎問題集を何回も解いた受験生(既卒生や高1,2年から地学を勉強してきた人)」には、あまり参考にならないと思われます。

 

 

地学としてはセンター前までに少なくとも二次試験の過去問3年分に取り組めるようにしたいです。(二次試験の過去問は、センター明けも含めて少なくとも5年分は解きたい)

 

 

・現段階で教科書の全範囲通読が終わっていない受験生

教科書の通読に専念してください。現役生、既卒生を問わずです。

教科書が読み終わったら、基礎問題集で基礎を固めて欲しいのですが、時間に制限もあるので志望校およびセンター試験の過去問に取り掛かってください。

過去問には、秋の模試の時期を考慮すると、遅くとも10月の上旬くらいには入れるのが良いと思います。

また基礎問題集は途中まで解いていて、10月の上旬までには教科書の通読が終わった場合は、基礎問題集の残りの部分を解いてもいいですが、他科目とのバランスに注意してください。

地学は効率よく仕上げたいので、他科目が余裕な方以外はあまり地学に力を入れ過ぎないことがベストです。

 

 

 

 

 

・教科書の通読は終わってはいるものの、傍用問題集のような基礎問題集がまだ1周していない受験生(何周解けば良いという問題ではないですが時間の都合上)

→基礎問題集をメインに勉強しつつ、センター試験の過去問(特に旧課程)で基礎問題集の1周目が終わった範囲を解いてください。
勿論間違えた問題の範囲は教科書と資料集で確認を行ってください。

基礎問題集が一通り終わったら、二次試験の過去問です。上にも書いたくらいの時期には取り掛かれるようにしておくと良いと思います。

 

 

・教科書の通読、基礎問題集が一通り終わって、既に過去問を解き始めている受験生

→かなり良い調子なので、過去問を通してどんどん演習をしていってください。

センター明けにも2,3年は二次試験の過去問を残しておくと良いので、志望校の過去問に目途がついたら他大の過去問に触れてみるのも良いと思います。他大学の過去問を入手するのが面倒な場合は、再び基礎問題集や解いた過去問をもう一回解くと良いと思います。

あと1回は、センター試験、二次試験どちらの過去問も時間をはかって解いてみてください。

 

 

 

 

おおまかに3パターンに分けましたが、

忙しくて「どうしても地学の教科書の通読が終わらない」という受験生

そういう方は教科書を読みながら過去問演習に並行して入ってください。

読んだところはしっかり確認して、読んでいないところは解説と教科書の該当部分を掻い摘んで理解する形で良いと思います。

他には、ひとりで学べる地学 という参考書で概要を把握して過去問演習するのもアリだと思います。ちなみに、この参考書は今年の9月にまた新しく改訂されています。

 

 

~模試が終わって本格的センター対策の時期~

私の勧める勉強法としては

  • 教科書を時間の許す限り何回も通読します。
  • 過去問を解いて間違えた部分に該当する教科書と資料集を確認します。
  • 過去問を解いていき、どんな問題が出るのか見当がつき始めたら、教科書で出そうな部分や出題されて間違えたところにマーカーなどを引きます。

これをセンター試験本番までひたすら繰り返します。(ここでいう教科書は地学基礎と地学が合併していない地学の教科書が望ましいです)

 この時期に教科書を読み込むので、教科書の通読が間に合わないという場合も、最悪の場合ですが、何とか許されると思います(;´・ω・)

 

 

 

 

 

 

 

受験生は体調に気を付けて頑張ってください!