受験地学botの中の人の独り言

Twitterの受験地学bot(@tigaku_tenohira)の中の人(2代目)が大学受験の地学についてまとめています(笑)

理系で地学を選択するラストチャンス

今日は

「この時期が理系で地学選択にするかを決める節目」

ということを話したいと思います。地学基礎を選択されている文系の人には申し訳ないですが。

 

 

私は、宅浪をすると同時に二次試験で地学を使うことを考え始めました。

しかし、それは春のこと。

 

この記事を書いている日は

            8月6日

もう夏です!

 

今になって地学に変えるなんて無謀に見えます。

ですが以前の記事にも書いたように、地学は他科目に比べてある程度のレベルに達するのが早いです。

理科の成績が伸び悩んでいる受験生、「物理、化学、生物」のいずれかがどうしても受け入れられず勉強する気が起きない受験生・・・今がチャンスです!一応地学を試験で使える大学を志望している受験生対象です)

 

 

というよりも、この時期で科目変更を逃すと結構しんどいと考えられます。

 

受験の天王山である夏休みが終わると、いよいよ過去問演習が本格的に始まり、色々な科目の総仕上げになります。

そんな多忙期に地学に変えると…

いくら地学がある程度のレベルに達するまでに時間がかからないと言われても、他科目とのバランスを崩してしまう大きな原因になりかねません。

そして、そのバランスの崩壊から空回りして、様々な科目で丁寧な学習が行えなくなり成績が停滞もしくは他の受験生の伸びによって相対的に低下してしまう恐れもあります。

 

 

 

一方、この8月が目いっぱいある今ならば

8月中に他科目とのバランスを崩さずに、地学の基盤を固めることが出来ます。

もちろん地学基礎も地学も両方です。

 

 

 

私が家庭教師で教えていた高3生は夏休み前の期末試験が終わってから地学に変えました。

彼の高校の化学は、夏の時点で有機分野に入ったばかりでした。

しかも、彼は既習の無機化学も危うかったから、冗談交じりで「化学ヤバそうだから地学に変えてみる?」という提案をしてみました。

彼は、もともと中学理科の天気の範囲が好きだったため、私が使っていた地学ⅠとⅡの教科書を見せてあげたらすぐに地学に変更することを決めました。

そこから、彼は新課程の教科書が届くまで私の持っていた旧課程の教科書を読み、旧課程のセンサーをAmazonで買いました。

8月の前半で天気と天文範囲以外を大方理解して、8月後半からは残りの範囲を勉強しながら、地学Ⅰのセンター試験の過去問の解ける範囲を解き始めました。

もちろん英語、数学、物理にも力を入れてました。

 

彼はこうして某旧帝大の理学部に合格を果たしました。

合格後

「夏休み明け、学校には内緒で地学を勉強していたため、定期テストのための化学の勉強や学校を通した模試で地学受験が出来ないことが大変で、変更したことを後悔したこともあった。しかし、秋の大学別模試で高校1年から考えると一番勉強時間が短かった地学が偏差値が一番高く、結果的には良かった」

と言っていました。

 

 

 

既卒生は学校の縛りがないので学習しやすく、成績が高校生ほど伸びないと言われていても新しく始めた科目ならば高校生並みの伸びしろもあるはずと私は考えています(笑)

 

 

話があっちこっちに飛んで申し訳ないのですが、私の知り合いの地学受験をした人で夏以降に地学に科目を変更した人は見られません。あくまで私の周囲の話です(;´・ω・)

 

 

以上の体験談などから、この時期こそ理系で地学選択にするかを決める節目・・・ラストチャンスだと思われます。

だからこそ、迷っている受験生は変えてみてはどうでしょうか?

迷っている時間が勿体ない、何かを変えてみなければ苦しい現状を打破するのは難しいと思います。

地学に変えてみようと少しでも考えている人は、変更することを是非検討してみてください!(^^)!

 いきなり教科書を買って準備するのはハードルが高いと感じられる場合、一般向け教養の本を読んでみて決めるのも一つの手だと思います。

 

 

 

 また詳しいメリット・デメリットをまとめた記事がこちら

 

tigakutenohira.hatenablog.com

 

 

 

 

 

続いて

この夏で地学に変更する場合の話をします。

 

まず夏にはマーク模試や大学別模試のような記述模試が実施されると思います。

以前の模試の記事でも書いたように、マーク模試は、基礎なし地学を本当に共通テストで使うかどうかを決めるために受けてみてください。

詳しくは以前の記事を参考にしてください。

 

tigakutenohira.hatenablog.com

 

恐らく、この話も以前の模試の記事とかなり重複すると思いますが一応・・・

記述模試は、夏から始めたばかりなので正直期待はできません。

たまに夏から始めても、上にも書いた地学の習熟しやすさを恐ろしいほど使いこなして夏模試から地学で上位に喰いこむ輩が居ます(笑) 誰とは言いませんが私の大学の知人とも言いませんが・・・

ですが、問題が手に入りづらい基礎なしの地学ですので、折角ですし受けてみてください。

  • 成績が悪ければ良問を買ったと思えばいい。
  • 良ければそこから更に他の理科の科目選択者に差をつけてやると意気込めばいい。
  • 悪くても総合的に判定や志望者内順位が良ければ、他科目の調子は順調だと考えればいい

それだけのことです。模試は模試です。

だから無理に受ける必要もないです。

どちらにしろ夏の模試は、多くの科目で範囲が限られていて、やさしめに作られていますし、受験生のレベルもまだまだ赤ちゃんみたいなものですから。

 

模試については、かなり重複してしまっていると思われますが、上にも書いた通り模試の記事を参考にしてください。

参考になるかどうかはわかりませんが

 

 

続いて勉強方法

人それぞれですが、私の家庭教師の生徒のように教科書を読んだら、すぐに共通テスト(センター試験)の過去問に取り掛かってみてもいいと思います。

共通テストで使う使わないに関わらず、教科書の理解を確認するのに適した良問揃いです。

あとは、センサー地学などが手に入ればガンガン解き進めてください。

志望大学の過去問もセンターの過去問をある程度解いて、余裕そうだったら始めてみてください。

東京大学京都大学をはじめとした旧帝大の問題は、入試地学の中で難しいです。

他にも殆ど記述問題しか出さないという傾向の大学もあります。

しかし、教科書で基礎をしっかり固めれば「案外解ける」と感じると思います。

これは、地学の問題集が少ない理由の一つのようにも私は考えています。

問題集が少ない分、その少ない問題集さえしっかりやりこめば、旧帝大レベルの問題も何とかなるということです。

他の理科のように、アレコレ問題集選びで迷い、その問題集でステップアップして旧帝大レベルに達するより効率的ですね!

 

 

 

数少ない理系地学向け問題集をまとめた記事です!

 

tigakutenohira.hatenablog.com

 

 

 

 

このまとめ具合の悪さデジャブで、この内容はどこかの記事で書いた気がしたなあと感じています(笑)

 

ざっくりとは以上です。 

 

 

 

 

 

 

とにかく 

この時期こそ地学に変えるラストチャンスです!