受験地学botの中の人の独り言

Twitterの受験地学bot(@tigaku_tenohira)の中の人が大学受験の地学についてぼやいています(笑)

天文分野から

こんにちは。暑くなってきましたね。

 

先日購入した全国大学入試正解集からよく見かける問題や面白い問題、重要な問題を引っ張ってきて少しずつ解いていきたいと思います。

 

全国大学入試正解集(以下電話帳)は分野別に大学名と問題番号が書かれているため、未履修分野や苦手分野などを重点的に勉強できるようにもなっています!

もちろん前のページからガンガン解いていくのもアリですよ。

ページ掲載順は日本最北端の北海道大学から国公立大学が日本最南端の琉球大学まで続き、私立大学が北から(北と言っても最初が東京なのですが・・・)続いている構成です。

 

では今日から題名の通り天文分野を少しずつ見ていこうと思います。

 

天文分野はおそらく地学の分野で一番計算が大変な分野だと思われます。

東京大学京都大学のような日本のトップの大学の天文分野は時間内に解き切るのは相当の計算力がないと厳しい年もあります。

計算力に自信がないという受験生もいると思います。

ですが簡単な計算問題もありますし、なにより現象をしっかり理解していれば計算問題も解きやすくなり、解けない場合でも記述問題や用語問題は確実に抑えることが出来ると思うので安心してください。某お笑い芸人のネタではないですが。

 

まず太陽系・惑星・月の問題から見ていきましょう。

 

 

岩手大問題1(2)地球型惑星の内部に存在する核を構成する物質は何だと考えられるか答えよ。またその根拠となる事実を一つ簡潔に述べよという問題です。

 

構成物質は鉄というのは基本知識として覚えていなかった人はここで覚えて、覚えていた人は地球の形成時など関連する事柄を一緒に思い出してみてください。

問題となるのはその根拠となる事実。

問題集の答えでは

隕石や太陽の化学組成から地球の化学組成を推定しマントル、地殻の成分を差し引く

 

というものでした。

私だったら地球形成時のことと原子番号順で鉄までが恒星の核融合で作られることを踏まえて書いてしまいます(;´・ω・)

もういちど読む数研の高校地学にも

地球が原始太陽系星雲中の微粒子からできたから揮発成分を除けば太陽系の代表的な隕石と似たような化学組成をもつ

 

と書かれています。そのあとに地球形成時、マグマーオーシャンなどの話が書かれていました。

 

教科書の大切さを実感できる問題だと思い選びました(笑)

 

次は

(4)惑星として扱われなくなった冥王星の特徴はかなりつぶれた楕円であることと軌道傾斜角が異常に大きい。これらの特徴以外に区別する基準となった重要な特徴を述べよという問題

 

惑星の定義とは太陽の周りを回り、十分質量が大きいことからほぼ球形、その軌道上に同じような大きさの天体が存在しないことです。

 

問題集の答えは

軌道近くに圧倒的に大きく、他に同じようなサイズの天体がそんざいしないもの。

 

と書かれています。

一つ思ったことは、問題文を読むと冥王星準惑星にされた特徴を書くみたいですよね。しかし解答は基準ですよね・・・

 

とりあえず知識として知っておくべきなことは冥王星準惑星となった特徴です。冥王星は上に書かれた特徴以外に月より小さく、軌道周辺に次々と太陽系外縁天体とよばれる新しい天体が存在しています。

そのうえ冥王星より大きいエリスという天体が発見されたのです。

 

これは天体好きなら常識になっているかもしれませんが、今の世代の受験生にとっては小学生くらいの出来事であると思われるので、意外と忘れていたり知らなかったりするのではないかと思って選びました。

 

惑星の定義やここには書かなかった準惑星の定義、冥王星がどのようにして準惑星になったかについても、もういちど読む数研の高校地学にしっかり書かれています。

教科書は大事ですけど古い教科書はまだ惑星になっている可能性があるので要注意です(;´・ω・)

 

ということで今日はこのくらいにします。

計算問題でないじゃん!とツッコミ入れたくなりそうですが、今回載っていた計算問題はケプラーの第三法則を使ってというような指示も入っていたので簡単だからいいかなと個人的に考えて省略しました。すみません_(._.)_

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