初めまして!受験地学botの中の人です!
本来ならばもっと頻繁にbotのツイートを増やしていきたいのですが
気まぐれで思いついた内容を垂れ流すアカウントと化してしまったことをここでお詫び申し上げますm(__)m
地学の問題はセンター試験や模試を始め、どの大学も資料や図、写真を出して思考させ解答させることが多いです。
Botでは限界がある(私がツイッターのbotをうまく使いこなせない)のでブログで少しずつ私の持っているものを、もしくは私より最近の地学の入試事情に詳しい地学受験者の知り合いから力を借りながら提供できたらと思っています。
このブログもBotもどちらかというと
理系の基礎なし地学を使う方を対象に動かしていくつもりです。
地学基礎だけの文系の方には役に立たないかもしれませんが、一般教養くらいの気持ちで読んでいただけたらうれしいです。
地学受験のメリット(個人的見解)
勉強効率がいい
私や私の知り合いに当てはまったことなのですが、短期間で足を引っ張らない点数を取ることが出来ることです。
私は浪人していた時の6月から完全に化学→地学に科目変更しましたがセンター試験では97点、二次試験も開示をしてみたら足を引っ張らない程度は取れていました。
4月に地学に変更することを考えていたが踏み切れず6月まで化学も勉強していましたね(;´・ω・)
昨年家庭教師で教えていた高校生も夏から化学→地学に変更しましたがセンターでは94点を取り某旧帝大理学部に合格しました。
今年のセンター地学は去年や一昨年に比べたらかなり解きやすくなっていましたが(;'∀')
ただ本当に、受験時代に東大だけでなく京大をはじめとした旧帝の問題を解いていましたが、それらの大学の理科で戦える点数になるのが最も早いと思っています。
- 暗記は生物や化学より少ない。
- ある程度暗記し現象を理解したらその場で考える問題が多い。
- 記述問題もある程度パターンがあります。
- 文字計算ばかりではないため、物理のような凡ミスをたくさんするなどもない。有効数字には注意ですが(笑)
地学受験のデメリット
まず高校では授業が開講されていないところが多く、地方の大手予備校がないところでは独学になるであろう。→→→But 十分独学できる教科なのでここはまだ安心。
参考書や問題集が少ない!→→→No problem あとでも書きますが
教科書、図表、センサー(傍用問題集)、志望校の過去問があればなんとかなると言っても過言ではない。
理系地学の情報が他科目に比べて圧倒的に少ない→→→私も受験生の時に感じてました。少しずつ情報が増えてきていても、他科目に比べたらまだまだ少ない現状。だからこそbotや当ブログのようにインターネットを使って地学受験生の役に立てたらいいなと考えました。
行ける大学が少なくなる・・・というのはさすがにどうしようもないですね。
医学部志望の方などは殆ど使えないです。使えるのは東大理科3類くらいではないでしょうか?
ただ理学部や農学部志望ならば旧帝大でも使えます(阪大は除く)
東工大は地学系の専攻があるのですが使えないです。
行ける大学は2次試験が出題されている大学を確認することが手っ取り早いです。後々紹介しますが全国大学入試正解集という過去問集で確認してみるのも手です。
また、2次試験で出題はしていないけど共通テストでは選択可能な場合もあります。
そのあたりは過去問集を眺めるだけでは確認できないので、自分で気になる大学のホームページなどを確認してみてください。
あからさまにデメリットが多くなっちゃったかも(;´・ω・)
物理化学生物のうちどれか2つで十分戦える人ならばわざわざ地学の地の字も頭に浮かべないでしょうし、まあいいですかね??
教科書など紹介
教科書
これは必須です。
地学に関してはヘタな参考書より教科書を読みこんだ方が点数は上がると思います。
家庭教師の生徒も12月はセンター試験に向けて地学の教科書にマーカーを引いて正誤問題で出されそうなところをチェックして読み込んでいました。
地学基礎はいくつかの出版社が出しています。
基礎なしの地学は啓林館と数研出版から出されていますので、お財布と相談ですが余裕があれば2冊持っておいた方が良いと思います。
もしくは1冊は数研出版のもういちど読む数研の高校地学でもいいと思います。地学と地学基礎を分けることなく分野ごとにまとめられています。
家庭教師先の生徒には啓林館の地学基礎と地学ともういちど読む数研の高校地学を購入してもらいました。
ここで「え~なんで2種類やねん。理科に限らず他の教科は1種類しか持ってない!」と思う人が居ると思います。
私の従兄は文系でしたが、日本史の教科書を2種類持っていました。日本史の場合は山川が一強感あるのですが、ある出版社の教科書にしか載っていない内容が入試に出ることがあるそうです。
1冊でさえ教科書の隅から隅まで読んで覚えることは難しいと思われますが、一応2種類持っていれば少しは安心できるということです。
実際、大陸地殻下部の構成について啓林館の「基礎なし地学」と数研出版の「もういちど読む」では斑れい岩と玄武岩のように異なっていたと思いました。
文科省検定の教科書ではないですが、ブルーバックスから出ている地学の教科書があります。
高校時代に地学を選択していなかった大学の知人が勉強するために使用していましたが、高校地学の内容を理解するのには十分です。
あとは大学の一般教養で使われている教科書あたりまでなら大学の数学や物理の知識がそこまでなくても多少は読めると思います。
図表
これもほぼ必須です。
選択している理科社会の大抵の教科は持っていると思います。
数研出版の方は基礎と基礎なしの範囲がわかるようになっています。また手に入りやすく、改定などもされています。
私は+アルファで駿台予備校の講習に参加して駿台のテキストの図表を持っていました。駿台のはさすが物理も微積でガンガン原理証明をしているだけあって定量的に現象が証明されています!(^^)!
あまりお勧めはしないですが 駿台の図表が気になる方はメルカリなどで確認してみてください。
個人的には駿台の講習に参加する方が図表やテキスト以上に得られるものがあると思います。
傍用問題集
地学基礎はいくつか種類がありますが、どれでもいいと思います。
基礎なしは、センサー地学のみです。
これをやるしかないです。
他の問題集で代用することも不可能ではないですが、特に独学の方にとって
私は絶対必須の問題集だと思います。
むしろこれ一冊極めて過去問でも十分と言っても過言ではありません(笑)
友人で、センサーと東大の赤本だけしか地学の対策をしていない人も居ました。
他科目も点数を取り、地学もしっかり抑えたいけど、時間が限られていると感じられる方は、センサー以外の問題集にまで手を出さずに、センサーをやって過去問に入ってしまった方が、もしかしたら入試の総合点が上がるかもしれません。そのあたりは是非自分の入試までの計画から判断してみてください。
基礎と基礎なしで分冊になっているのが煩わしい場合は、旧課程版を購入してもいいと思います。
ちなみに、旧課程や旧旧課程も地学全範囲を網羅している問題集なんてほとんどないです。
一部、「伊藤の地学」や「地学IB・Ⅱ図解計算問題の解き方」のようなものもありますが、それについてはこちらの記事に書いておきます。
また、共通テスト短期攻略で基礎なし地学も出版され、それについても以下記事に私の個人的な感想を簡単にまとめております。
過去問
志望校の過去問はもちろん、本来なら他大学の過去問にも時間の限りあたっておいた方がいいとおもいます。
しかし、忘れてはならないことは自分の志望校を優先することです。
「地学は10年すれば内容が変わりうる」みたいな内容が、どこかの大学の赤本に書かれていた気がしましたが、その大学の過去問に変わりはないので志望校だけを手に入れるだけ手に入れて遡って解いてもいいです。
地学にも東大や京大みたいに天文分野が計算エグかったり、大学によっては細かい教科書の隅に書かれた言葉を問題にして出したりなどクセがあるからです。
内容が変わるといえば、私の経験だと古い問題集をやっていたため、冥王星が太陽系に入っている問題にチョクチョク出会いましたが(笑)
他大学の過去問は、理系地学受験の人なら知っている人も多いと思いますが
くぬぎ出版の「全国大学入試正解集」というある年の地学を実施している国内全大学の2次試験およびセンター試験地学の過去問を載せたもの(私は電話帳と呼んでます)があります。日本列島を北から南へ国立大と私立大別に掲載されています。
その過去問には解答はありますが解説がなく、そのうえ解答に誤植が結構ありますが、手に入れづらい入試地学のなかで問題演習量としては十分にあるので、私はお気に入りです。(センサーなどの傍用問題集の次くらいに)
共通テスト対策でもセンターの過去問を大切にしてください。
センター試験は終わってしまいましたが、良問揃いのため、追試含めて過去問集は良い演習書になると思います。