#高度約100㎞まで(熱圏の途中)は大気組成は、原子や分子が混ざり合っているためほぼ一定
#高度約170㎞より上では酸素原子が、1000㎞より上ではヘリウムが多いように軽い原子や分子が増加する
#水蒸気のほとんどが対流圏にある
上空に行くほど少なくなる
#二酸化炭素は高度によらず一定
#対流圏にある水蒸気量は、高緯度ほど少なく、赤道域は極域の10倍含む
気温が高いほど水蒸気を多く含めるから
#対流圏下部、圏界面、成層圏界面付近、熱圏上部は温度が高い
#成層圏のオゾン層が太陽からの紫外線を吸収して、大気を温めているため、大気圏のの途中で温度が上がる。
火星や金星では見られない。
#逆転層内では対流が起こりにくく、煙や塵などが下層にたまりやすい
#高気圧下、下降する空気の断熱圧縮で気温が上がり逆転層を形成する場合もある
#紫外線はオゾン層に届くまでのオゾンに殆ど吸収されてしまうため、気温の極大がオゾン層付近ではない
#南極上空では、春先にオゾンホールが毎年出現している。
北極でもオゾンの破壊は起きている
#大気中で空気塊が上昇するのは、空気塊が周囲の気温より高い(密度が小さい)とき
#絶対不安定
周囲の大気の気温減率が乾燥断熱減率より大きい場合→空気塊の飽和不飽和関係なく空気塊は周囲の大気より温度が高いため上昇する
空気塊の周囲の大気の方が、上空に行くにつれての温度の下がり方が空気塊よりも大きいから、ある上空の場所では空気塊よりも周囲の方が温度が低い
#絶対安定
周囲の大気の気温減率が湿潤断熱減率より小さい場合→空気塊の飽和不飽和関係なく空気塊は周囲の大気よりも温度が低いため下降する
空気塊の周囲の大気の方が、上空に行くにつれての温度の下がり方が空気塊よりも小さいから、ある上空の場所では空気塊よりも周囲の方が温度が高い
#条件付き不安定
周囲の大気の気温減率が乾燥断熱減率と湿潤断熱減率の中間にある場合→空気塊が飽和していれば不安定、していなければ安定
- 空気塊が飽和している=湿潤断熱減率にしたがって気温が上空に行くにつれて下がるため、空気塊の周囲の大気の方が温度の下がり方が大きい、よってある上空の場所では空気塊の方が温度が高く上昇してしまう
- 空気塊が不飽和=乾燥断熱減率にしたがって気温が上空に行くにつれて下がるため、空気塊の周囲の大気の方が温度の下がり方が小さい、よってある上空の場所では空気塊の方が温度が低く下降する
#通常の対流圏の気温減率は条件付き不安定
#逆転層を形成するときは絶対安定になることが多い