受験地学botの中の人の独り言

Twitterの受験地学bot(@tigaku_tenohira)の中の人(2代目)が大学受験の地学についてまとめています(笑)

センター地学 要点整理12

 

 

 

 

 

#高度約100㎞まで(熱圏の途中)は大気組成は、原子や分子が混ざり合っているためほぼ一定

 

 

#高度約170㎞より上では酸素原子が、1000㎞より上ではヘリウムが多いように軽い原子や分子が増加する

 

 

#水蒸気のほとんどが対流圏にある

上空に行くほど少なくなる

 

 

#二酸化炭素は高度によらず一定

 

 

#対流圏にある水蒸気量は、高緯度ほど少なく、赤道域は極域の10倍含む

気温が高いほど水蒸気を多く含めるから

 

 

#対流圏下部、圏界面、成層圏界面付近、熱圏上部は温度が高い

 

 

#成層圏オゾン層が太陽からの紫外線を吸収して、大気を温めているため、大気圏のの途中で温度が上がる。

火星や金星では見られない。

 

 

#逆転層内では対流が起こりにくく、煙や塵などが下層にたまりやすい

 

 

#高気圧下、下降する空気の断熱圧縮で気温が上がり逆転層を形成する場合もある

 

 

#紫外線はオゾン層に届くまでのオゾンに殆ど吸収されてしまうため、気温の極大がオゾン層付近ではない

 

 

#南極上空では、春先にオゾンホールが毎年出現している。

北極でもオゾンの破壊は起きている

 

 

#大気中で空気塊が上昇するのは、空気塊が周囲の気温より高い(密度が小さい)とき

 

 

#絶対不安定

周囲の大気の気温減率が乾燥断熱減率より大きい場合→空気塊の飽和不飽和関係なく空気塊は周囲の大気より温度が高いため上昇する

空気塊の周囲の大気の方が、上空に行くにつれての温度の下がり方が空気塊よりも大きいから、ある上空の場所では空気塊よりも周囲の方が温度が低い

 

 

#絶対安定

周囲の大気の気温減率が湿潤断熱減率より小さい場合→空気塊の飽和不飽和関係なく空気塊は周囲の大気よりも温度が低いため下降する

空気塊の周囲の大気の方が、上空に行くにつれての温度の下がり方が空気塊よりも小さいから、ある上空の場所では空気塊よりも周囲の方が温度が高い

 

 

#条件付き不安定

周囲の大気の気温減率が乾燥断熱減率と湿潤断熱減率の中間にある場合→空気塊が飽和していれば不安定、していなければ安定

  • 空気塊が飽和している=湿潤断熱減率にしたがって気温が上空に行くにつれて下がるため、空気塊の周囲の大気の方が温度の下がり方が大きい、よってある上空の場所では空気塊の方が温度が高く上昇してしまう
  • 空気塊が不飽和=乾燥断熱減率にしたがって気温が上空に行くにつれて下がるため、空気塊の周囲の大気の方が温度の下がり方が小さい、よってある上空の場所では空気塊の方が温度が低く下降する

 

 

#通常の対流圏の気温減率は条件付き不安定

 

 

#逆転層を形成するときは絶対安定になることが多い

 

 

 

 

 

センター地学 要点整理11

 

#現在の日本列島表層の地殻は、主に中生代後半以降の若い付加体白亜紀新生代花崗岩でできている

 

 

#日本列島の古い付加体、花崗岩はプレートの沈み込みでマントルに送られてしまったから

 

 

#古生代前半、超大陸から離れた中国南部の大陸塊(日本)は南半球の低緯度にあった

 

 

#古生代後半、中国南部の大陸塊(日本)は北半球の低~中緯度にあった

 

 

#中生代の初めに中国南部の大陸塊と北部の大陸塊が衝突し、日本は初めてアジア大陸の地位部となった

 

 

#新生代第三紀の日本は内陸部では低湿地が広がり、森林が発達した

 

 

#日本が現在のような島弧新生代後半になった

弧-海溝系には新生代中盤

 

 

#古第三紀には

  • 北海道西部(大陸と地続き)と北海道東部が合体
  • 太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込むようになった

 

 

#第三紀中ごろに伊豆小笠原弧が衝突し、新第三紀終わりごろ伊豆半島ができた

 

 

#日本海が開き始めると、正断層が生じ、激しい火山活動も起きた

この時期の火山岩類は緑色を帯びている傾向があるので分布域をグリーンタフ地域という

 

 

#海底での火山活動によって海底熱水鉱床もできた

 

 

#新第三紀のおあり頃から日本列島は東西に圧縮され、隆起、沈降、褶曲などが起きた

日高山脈奥羽山脈赤石山脈などが隆起した

 

 

 

丁度ここでキリが良いので

今回の要点整理はここで終わりますね

その代わりに軽い確認問題をやりしょう(笑)

 

 

 

・飛騨帯の岩石で最も古い年代は?

 

 

正解は原生代

位置的に大陸側なので古いのかなと気づくと思います。

原生代~古生代らしいです

 

 

 

 

・高温低圧側変成岩は次のうちどれ?

1.周防帯  2.美濃・丹波帯  3.三郡・蓮華帯  4.領家帯

 

 

 

正解は4です。

1は低温高圧型変成岩を一部含んでいます。

この一部含むっていうのが、「ジュラ紀を一部含む」のようになっていたりと難しいところだと思います。

 

 

数研出版と啓林館などの教科書によっても、多少これらの年代などがずれていたりとしている感じなので(地体構造の細かさが異なるから仕方ないのですが)どっちにも重なっている年代「一部含む」を無視した部分優先して覚えるだけという選択で負担は多少減ると思います。

 

 

センター地学 要点整理10

 

 

 

#西南日本の基盤岩の特徴は、付加体が東西方向に、基本的に古いものが大陸側になっている

 

 

#付加体は

 

 

#付加体か変成作用を受けた変成岩は(低温高圧型)

 

 

#東北日本も付加体から形成されているが、新生代の地層や火山噴出物が覆っているため、内部構造は詳しくわかっていない

 

 

#古い時代の東北日本西南日本棚倉構造線で分けられる

 

 

#新生代中ごろに日本は弧-海溝系になった

 

 

#フォッサマグナの変形は北海道中部とともに新生代後期の地層が最も強い

 

 

#糸魚川-静岡構造線は中央構造線を切っている

 

 

#中央構造線は、地下深部では低角度で大陸側に傾斜、地表付近では急角度で傾斜していて地表面に垂直で直線的

 

 

#先カンブリア時代超大陸ロディニアがスーパープルームの上昇によって分裂し、太平洋が出来始めた

 

 

#太平洋形成時の現在の中国南部の大陸縁に日本は生まれた

 

 

#当初、大陸縁にはプレートの境界がなかったが、古生代初期に大陸地殻の下へ初めて海洋プレートの沈み込みが起きた

 

 

#日本列島は

  • 超大陸が分裂して大陸縁だった時代(7億~5億年前)
  • プレートの沈み込み→造山運動のプロセスなどによる大陸縁での成長時代(5億~1500万年前)
  • 島弧時代(1500万年前~現在)

 

 

#山陰・隠岐飛騨山脈北上山地には原生代の大陸地殻の由来の鉱物が古生代末の片麻岩に見られる

先カンブリア時代の岩石がある証拠」程度に読み流して良いと思います

 

 

#長崎県野母崎には5億7000万年前の変成岩は日本最古の岩体

 

 

#日本最古の付加体は大江山の約4億5000万年前の低温高圧型変成岩

 

 

#ペルム紀末からジュラ紀中ごろに大量の付加体がつくられた

 

 

#日本最古の花崗岩は熊本や茨城で産出される約5億年前のもの

 

 

#古生代石灰岩は、ホットスポットによってできた海底火山の上に堆積したサンゴ礁石灰岩が付加したもの

 

 

 

 

センター地学 要点整理9

 

 

 

#中生代は約2.5億年前~6600万年前

 

 

#パンゲアトリアスジュラ紀から中央部から大きく分裂

 

 

#トリアス紀インド半島を除くアジアが大体完成した

 

 

#裸子植物が繁栄していたが、白亜紀被子植物が現れた

 

 

#新生代では哺乳類が多様化、大型化した

デスモスチルスなど

 

 

#新生代では裸子植物の代わりに被子植物が多様化した

 

 

#古第三紀石灰岩からはカヘイ石であるヌンムリテスの化石が出てくる

 

 

#古第三紀は温暖だったが、後期に寒冷化し、新第三期以降寒冷化は続いている

 

 

第三紀にインドがアジアに衝突した

これによりヒマラヤ山脈ができ、その北側にチベット高原ができ、東アジアにモンスーン気候をもたらした

 

 

#南極も分離して南極周囲に周南極海流が出来、南極が中緯度地域から独立して寒冷化した

 

 

#第三紀後半に最も原始人類の猿人が出現

 

 

#現代人につながるホモハビリスは石器を使うことができ、その後に現れたホモエレクトスは旧石器や火を使用した

 

 

#最近約80万年間は約10万年周期の氷期間氷期の繰り返し

間氷期は実際1万年程度

 

 

#ネアンデルタール人は約20万年前~3.5万年前まで出現

 

 

#有孔虫の殻に保存されている放射性酸素の同位体比から、過去の海水温などを推定して過去の気候変動を調べている

 

 

#地球の気候は太陽熱によって変化し、地球は10万年周期で太陽の周りを長い楕円軌道や円に近い軌道になったり、歳差運動をしている→ミランコビッチ周期

 

 

#日本列島の大陸地殻は、花崗岩の深成岩からできていて、その表層は堆積岩、変成岩もあり、表面の60%は新生代の地層や火山岩

 

 

#日本列島の基盤岩・・・2種類

  • 中国大陸東縁の一部由来で、古生代の地層と考えられている・・・飛騨山脈北上山地南部など狭い範囲で分布
  • 太平洋側からのプレートの沈み込みによって大陸縁にできた付加体変成岩、それらに貫入してできた花崗岩質の深成岩などの火成岩・・・日本列島ほぼ全域

 

 

 

センター地学 要点整理8

 

#先カンブリア時代は地球史の約8/9に相当する

 

 

#生物としての外形を残す最古の化石は、西オーストラリアで発見された約35億年前の微生物の化石

 

 

#酸素を放出する光合成をおこなう生物は太古代末の約27億年前から現れ始めた

 

 

#ストロマトライトは海水中の炭酸カルシウムなどがシアノバクテリアの活動によってつくられた生痕化石(西オーストラリア)

 

 

#ストロマトライトが浅い海に現れたことから、生命活動の場が深海だけでなく浅い海にも広がった証拠となる

 

 

#海水中に酸素が増え始めて、鉄イオンが酸素と結びついて、酸化鉄が堆積した・・・縞状鉄鋼層

 

 

#海中の鉄全てが酸化されると、大気中にも酸素が増加

 

 

原生代の二回(約23億年前と7億年前)に地球表層が寒冷化し、赤道周辺でも氷河が発達した・・・全休凍結

 

 

#全休凍結で酸素濃度が増えたため、酸化鉄の赤い土がこの時代は多い

 

 

#酸素の少ない環境下で堆積するウラン鉱床がつくられなくなった

 

 

#約23億年前の残求凍結による酸素濃度増加により、不安定だが初めてオゾン層が形成され始めた

安定したのは7億年前の全休凍結後

 

 

#酸素濃度上昇に伴い、真核生物が出現が起きたと考えられる

 

 

#エディアカラ生物群・・・原生代末に出現した(南オーストラリアなどで)薄い扁平な生物

また原生代で絶滅した

 

 

#小型だが、リン灰質、石灰質、ケイ質などのをもつ生物も現れ始めた

 

 

#古生代の前半は温暖であったが、後半は寒冷だった

 

 

#古生代には超大陸パンゲアが形成された

 

 

#バージェス動物群(カナダ)や澄江動物群(中国)などは、カンブリア紀に現れた固い骨格があるという特徴をもつ動物群

 

 

#カンブリア紀に出現した動物群は、顕生代すべての動物の体の基本デザインがつくられた

 

 

#古生代前半の海ではフデイシが特に栄えた

 

 

#両生類がデボン紀から現れた

イクチオステガなど

 

 

#爬虫類がペルム紀から現れた

 

 

#シルル紀に陸上植物最古のクックソニアが現れた

 

 

#石炭紀にはフウインボクなどが森林を作った

 

 

#森林形成により、大量の石炭が北半球を中心に形成

 

 

#大規模な火山の噴火や海底の酸素が減少などでペルム期末に生物の大量絶滅(顕生代最大ともいわれる)が起きた

 

 

 

 

 

センター地学 要点整理7

 

 

#火山砕屑岩は粒子の大きさで、凝灰角礫岩、火山礫凝灰岩、凝灰岩と分類される

 

 

#石灰岩炭酸カルシウムを主成分とし、フズリナの殻やサンゴ起源である

 

 

#チャートは二酸化ケイ素を主成分とし、主に放散虫の殻起源である

植物プランクトンの珪藻が堆積したものもある

 

 

#化学岩・・・海が地殻変動で内陸に閉じ込められて海水が蒸発などをして成分が沈殿して堆積したもの(岩塩石こうなど)

 

 

#クロスラミナ・・・水や風の向き、速さの変化によって描かれた縞模様

縞模様を切っている方が上

 

 

#リプルマーク・・・水の底に波形の模様

上側に尖った形

 

 

#級化層理・・・地層の下から上に行くほど粒が小さくなる

 

 

#地殻変動で海底が陸地になる→風化侵食を受ける→再び海底に沈むことによって、侵食された古い地層に新しく地層が堆積・・・・不整合

 

 

#不整合は隆起沈降、気候変動による海水準の変化を示す

 

 

#変成作用・・・鉱物が固体のまま化学組成の一部、組織が変化して別の鉱物になり、岩石も別の岩石になること

 

 

#結晶片岩低温高圧型、小さな板状や柱状の鉱物の結晶が一方向に配列した片理が見られる

海溝付近の海洋プレートの沈み込む場所とか

 

 

#片麻岩→高温低圧型、大きな無色鉱物と有色鉱物が縞模様を形成

火山前線の下あたりとk

 

 

#接触変成作用で砂岩や泥岩→ホルンフェルス

 

 

#接触変成作用で石灰岩→結晶質石灰岩

 

 

#接触変成作用は広域変成作用に比べて作用範囲が狭い

 

 

#半減期が長いルビジウム(ーストロンチウムウラン(ー鉛)カリウム(ーアルゴン)などは古い地質年代測定に利用されている

 

 

#炭素は数万年以内という年代測定

 

 

#地質年代の区分を代→紀→世と細分化されていく

 

 

#地層の区分は界→系→統と細分化されていく

 

 

#先カンブリアの大半は、やわらかい体の生物しかいなかったため化石がほとんど残っていない

 

 

#地球最古の岩石はカナダ北部のスレーブ安定地塊の約40億年前の片麻岩

 

 

#38億年前にはすでに、現在と同じプレートの動きがあったと考えられる

 

 

#原生代前半、主要な大陸塊が一つになり、超大陸を形成した

 

 

#活動していたプレートの沈み込み帯が大陸内部に固まり、長期安定化した大陸地殻を安定地塊とよぶ

世界の主要大陸の中央部が安定地塊

 

 

#楯状地・・・安定地塊でも地形が盾を伏せたようなもの

 

 

 

 

センター地学 要点整理6

 

 

 

#物理的風化・・・日射による温度変化で岩石を構成する鉱物などの膨張による小さなひび割れ、岩石のひび割れに水が入り冷え固まって膨張することによるひび割れの促進、浸透した水の中の塩類の結晶化などによる地層などの破壊

 

 

#化学的風化・・・カリ長石二酸化炭素がとけた水と反応してカオリンを生成、熱帯ではカオリンが水により分解され酸化アルミニウムの生成など、岩石と水が反応して岩石中の鉱物が異なる鉱物に変化したりすること

 

 

#寒暖差が大きい乾燥地域、寒冷地域で物理的風化、温暖湿潤地域では水による科学的風化が起きやすい

 

 

石灰岩地帯では石灰岩が化学的風化を受けて地表ではドリーネ、地下では鍾乳洞をつくる→カルスト地形

 

 

#河川侵食・・・下方侵食と側方侵食がある

 

 

#侵食作用は流速の2乗に比例

 

 

#河川の運搬物(岩石)の体積は流速の6乗に比例

 

 

#川底の堆積物で流速が上がるにつれて一番最初に運搬されるのは砂

 

 

#傾斜の急な地域では大きな流速下方侵食がはたらき、V字谷をつくり、谷底が土砂で埋められた谷底平野ができる

 

 

#傾斜の緩い地域では河川は側方侵食をする

 

 

#河口付近に堆積した土砂が沿岸流によって海岸付近に堆積して砂しが形成し、砂しが成長すると砂州になる(天橋立など)

 

 

#波による侵食で海食崖が形成され、崖が侵食によって海面付近の平坦な海食台を形成

 

 

#大陸棚・・・沖方面にある傾斜の小さな平坦面

 

 

#海岸付近に堆積した砕屑物の一部は、海流などにより大陸棚まで運ばれて堆積する。

 

 

#大陸斜面の上部付近(大陸棚の末端など)にあるものは、水流や地震海底地すべり、海底土石流を起こし、土砂と水が混ざり合った高密度な乱泥流を発生させ、海底扇状地などを形成する。このような堆積物をタービダイトという

 

 

#水深数千mのような陸から遠い場所で、陸から運ばれるのは風で運ばれる微細な粒子であり、それらの粒子と海洋表層で生活する有孔虫、放散虫の遺骸などが1000年に数㎜くらいで堆積する

 

 

#南極やグリーンランドの厚さ数千mに及ぶ氷河を大陸氷河

 

 

#ヒマラヤやアルプスなどの山岳地帯の氷河を山岳氷河

 

 

#氷河は数十~数百(m/年)の速さで標高の低い方へ流れる

 

 

#氷河の侵食、運搬でカールU字谷が形成され、岩盤表面には擦痕ができる

擦痕は氷河の動いた方向を知る手掛かりにもなる

U字谷が川になったものをフィヨルド

 

 

#氷河の後退後に氷河の末端部や側面に堆積した大きさなどが不揃いな岩片をモレーン氷堆石